スクールプラス高等部で学ぶ3つのスキル

 高校卒業だけでなく、人間形成の場として「3つのスキル」を学校生活の中で、自然に学んでいきます。自分自身を知ること。自分の考えを相手に伝えること。相手の考えも聞いてあげること。これらは、これから自立していくために、とても大切なスキルです。このスキルによって人とのつながりの輪が広がり、新しい自分との出会いも見つかるかもしれません。キャンパスではこれらのスキルを身につけていくために3つのサポートを通して学んでいきます。

3つのスキル

セルフコントロール ~自己認識力とストレス共生~

 自分で自分の心理状態をみつめ、コントロールしていく力です。

  • 突然不安になったり、やる気がなくなったり、パニックになったりした時、「なぜそうなってしまったのか」「自分自身とどう付き合っていくのか」 自己を認識して、ストレスと上手く付き合っていきます。(⇒自己認識力)
  • また、私流スケジュールで高校生活をおくる学生は、Aを選ぶこともBを選ぶこともできる自由な環境です。自分のやりたいことが遠慮なくできます。自由に決めることが多ければ多いほど、人生を選択してくセルフコントロール能力が重要になってくるのです。(⇒気力創出力)

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    「セルフコントロール」のキャンパス・サポートは 『カウンセリング』です。

    • 自分って何?
    • 私って何がしたいんだろう?
    • これからどうしたらいいの?
    • 何が正しくて、私が間違っているの?

    と漠然とした思いがいっぱいあると思います。なんでもいいから、心理カウンセラーに話しをすることで、少しずつ自分の気持ちを整理して、進んでいける道を考えていきましょう。

ソーシャルスキル ~コミュニケーション能力~

 相手に適切かつ効率的に自分の考えを伝える力です。

  • 自分の気持ちや考えを表現することがうまくできず、集団行動や人間関係が難しいと思うことがあります。自己表現の力を身につけ考えが言えるように環境作りを目指しています。(⇒アサーション・自己表現力)
  • また、こだわりが強い、興味の幅が狭い、パターン化されたことを好むなど、他の考えや方法を受け入れることや物事の変化に対応して行動を切り替えることが難しい場合もあります。その中でどのようにして人間関係を築き上げていくのかを考え、少しずつ友だち関係に勇気と自信がつくようになっていきます。(⇒対人関係力)

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    「ソーシャルスキル」のキャンパス・サポートは 『SSTソーシャルスキルトレーニング』です。

    • 自分の感情や意思を相手に伝えるトレーニング
    • 対人関係を円滑にしてくコミュニケーショントレーニング
    • トラブル解決策を考えるトレーニング

    など様々テーマで段階的に実施していきます。

モニタリング ~状況判断知性~

 相手の様子を理解し、相手を受け入れ、その上で自分と相手との様子を客観的に観察する力です。

  • セルフコントロールで自分のことがわかり、ソーシャルスキルで自分の思いを適切に伝えられても、それに対する相手の様子が理解できなければ、一方的な働きかけに終わってしまいます。
    今相手がどんな思いでいるのか、相手の心を理解し受け入れることが大切です。(⇒対人受容力)
  • そして、相手の感情・考えに対して、頭で考えて(理論的に)理解してあげることや相手と同じように喜んだり悲しんだり(感情的に)一緒に反応したりと共感を持つことも大切なことです。(⇒共感力)

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    「モニタリング」のキャンパス・サポートは『グループワーク』です。

    1. “みんなとつながる”をテーマに自分の役割を考えて行動してきます。そのためには自分を知ってもらい、また相手のことも理解していくことが重要です。グループワークは体験型のプログラムです。みんなと協力しあうことを体験していきます。