スクールプラスの生徒へのフォロー

「スクールプラス」の母体であるNPO法人コミュニティ総合カウンセリング協会が カウンセリングによって、子どもたちの心のケアを図り、彼らが目標を持って社会へ飛び出していくきっかけづくりを応援しています。
入学後、新しい居場所や空間ができ安心を得ることで 少しずつ元気を取り戻してきますが、「何か」がきっかけで、あるいは「何もなく」ても、途中で休憩が必要になる生徒がいることも、わたしたちは経験的に学んでいます。そして休憩が必要になった時は、無理をせず一旦休みエネルギーを蓄え、また再開すればいいのです。 このエネルギーを蓄える期間は、「アウトリーチ支援 (心の相談)」や電子メールの交換、保護者との面談などを通じて、再び元気に踏み出す準備をしていきます。「でも学校に行ってない期間、学習レポートが進まない!どうしよう!」と不安になりますね。でも大丈夫です。いつも先生や教室にいてくれる学生フタッフがアウトリーチ支援の一環として、学習指導もいたします。
当校では不登校生を積極的に受け入れ、自信を回復し、目標を持ち、自立していくことを支援していきます。フタッフ一同日々様々な事例をもとに研修を重ね、また保護者の方がたと連携して、子どもたちを支えていくことで、地域社会への貢献にも努めていきます。
不登校を経験してきた生徒たちが、地域社会で新たなスタートを踏み出し、「本当に不登校だったの?」と疑うほど変化し楽しく前へ進んで行ってくれることを常に願っております。
本校の生徒以外の方にも、「アウトリーチ支援」を活用していただくことも可能です。高校中退・不登校・ひきこもり状態である本人やその家族からのご相談に、自宅等へ専門スタッフが訪問し、カウンセリングの支援を行います。また、自宅以外の場所での相談やカウンセリングも可能です。相談者(本人または家族)がお話をしやすい環境で心の支援をしていきます。
アウトリーチ支援のスリーステップ方式
アウトリーチ支援は、支援ネットワークを活用したステップアップ方式です。このステップアップ方式は、「心理カウンセリング」+「アサーション」+「行動療法」を組合わせたスクールプラス独自の支援システムです。
アウトリーチ支援のメリット

- 子どもが安心できる空間での関わり
「こころ」が疲れてしまった子どもにとって、一番安心・安全な空間は家の中です。その安心空間でピアフレンドと会うことは、子どもの不安等の心理的負担を軽減させることができます。 - 生活のリズムを整える
訪問する日時を設定することで、生活のリズムを整えるきっかけになります。 - 生活のリズムが整ってきたら外出をしてみる
外の空気を感じましょう。ピアフレンドとぶらぶら散歩をしてみたり、公園で軽く運動をしてみたり、緊張している筋肉を緩めることでココロの緊張もほぐれてきます。
不登校やひきこもりの子ども達は、「こころ」がとても繊細であるため、その日の気分に左右されやすいのが現状です。
アウトリーチ支援では、可能な限り子どもたちの希望する日、曜日に訪問日を設定していきます。ピアフレンドと徐々に打ち解けてきたら、訪問日に合わせて自分自身でココロを調整していけるようになります。
支援期間は
3~4カ月を1クールとして自立目標を立て、保護者と連携・共同で方向性を見出して行きます。
※訪問頻度は、月に2~4回程度、相談時間は60分~90分が基本的です。
対応する専門スタッフは
スクールプラスでは、不登校・ひきこもり・ニートなどの若年者に対する相談やフリースペースの提供など、お話を聞いて、出来る限りのサポートを行っています。またNPO法人「コミュニティ総合カウンセリング協会」の協力の下、カウンセリング知識がある者や大学院で心理学の専門課程を修了したスタッフが対応いたします。ご自宅へ訪問するスタッフ(=ピアフレンド)は 子どもたちと年齢が近い大学生や社会人ボランティアのフタッフです。
大日方 重利
- 大阪教育大学 名誉教授
- 静岡産業大学 経営学部特任教授
西井 克泰
- 武庫川女子大学 心理・社会福祉学科教授
三和 千德
- 精神科(みわ診療クリニック)
- 神戸学院大学人 文学部 人間心理学科教授
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