高等学校卒業程度認定試験

 この試験は、様々な理由で、高等学校を卒業していない人のために「高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうか」を国(文部科学省)が認定するための試験です。
 高卒認定試験の合格者は、高等学校の卒業者と同様に大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、就職、資格試験等に活用することができます。
(大学入学資格検定(大検)は、平成17年度より高等学校卒業程度認定試験にかわりました。)

最終学歴別出願者数の割合(平成26年度)

平成26年度 学歴別出願者の割合

試験について

受験資格

16歳以上になる大学入学資格のない人
(高校、中等教育学校、高等専門学校、専修学校高等課程などを卒業していない人)
※高等学校卒業者や大学入学資格検定・高等学校卒業程度認定試験合格者は受験できません。

例えば・・・

  • 中卒の人
  • 高校を中退した人
  • 高校には在学しているが通学していない人

※18歳未満で全ての科目に合格した場合は、18歳の誕生日から合格者となります。

試験日

高卒認定試験は、8月上旬と11月上旬の年2回実施しています。

年間スケジュール

受験案内・願書の配布開始4月上旬ころ7月下旬ころ
願書の受付4月下旬から5月中旬ころ迄9月上旬から9月中旬ころ迄
試験日8月上旬(2日間)11月上旬(2日間)
結果通知8月下旬発送予定12月上旬発送予定

受験科目

高卒認定試験の試験科目は、6教科14科目です。免除科目がない場合は、14科目のうち8科目~10科目を受験します。公民、理科の選択で合格に必要な科目数が変わります。

一回の試験で全ての科目に合格する必要はありません。一度合格した科目は、次回受験する際に免除となります。

教 科試験科目合格要件
国 語国 語必修
数 学数 学必修
外国語英 語必修
地理歴史世界史A2科目のうち1科目を選択
世界史B
日本史A4科目のうち1科目を選択

※A・Bの科目については、試験当日に配布された
試験問題を見てから選択をします。
ただし、AとBのどちらか1科目しか受験できません。
日本史B
地理A
地理B
公 民現代社会現代社会1科目または

倫理、政治・経済の2科目
倫 理
政治・経済
理 科科学と人間生活科学と人間生活と
物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎のうち
1科目の合計2科目

物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から3科目
物理基礎
化学基礎
生物基礎
地学基礎

受験科目の免除について

高校で単位を取得している科目は、大学入学資格検定(大検)で合格している科目、技能検定に合格している場合は、一部受験科目の免除申請を行うことができます。

  • 全ての科目の免除を受けて、合格者となることはできません。
  • 受験科目がすべて免除で満たされる場合は、好きな科目1科目以上受験し、合格すれば、高卒認定試験の合格者となります。