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不登校 第2段階

第二段階 悩み苦しむ時期

そしてその次に悩み苦しむ時期がやってきます。もちろん悩み苦しむ時期は最初から続いているのですが、この時期が一番苦悶する時期になります。

またこの時期はその苦しみが外に現れて来る時でもあります。多いケースとしては暴れる、暴言を吐く、非行行為をするなどです。クラスメートが来てくれた後に暴れたりするのもこの時期です。暴れたり怒鳴ったりすることで感情を発散しているので、発散した後はとてもおとなしくなる場合が多いです。

それらの矛先は家族ですが、その中でも特に母親にあたることが多くなります。この時期は子ども本人も苦しいのですが、それ以上に母親の逃げ場がなくなることの方が問題です。子どもの一番近くにいて支える存在である母親自身が自分をどんどん追い込んでいき余裕がなくなってしまいます。特に母親が専業主婦で家にいる場合など、母親自身が心身ともに疲弊してしまいます。この時、母親自身が避難することがとても重要です。避難できる場所を二箇所ぐらいぜひ確保してください。これは保身の意味もありますが、むしろそれ以上に母親のこころの安定をはかるためと思っていただいたほうがいいでしょう。

うつ状態にならないようにぜひ愚痴を言える相手、避難場所を確保してください。もちろん友人・知人、いない場合はカウンセラーに相談されることもお勧めします。

【家庭での取り組み】 

母親的役割

  • 親として本気で子どもにぶつかる
  • 自分に向かって暴力をふるってきた場合は避難する
  • 物にあたる場合(暴れているとき)も避難する-片づけは本人にさせる、あるいは一緒に片づける
  • 母親の避難場所(安心できる場所、愚痴をいえる人など)を確保する

父親的役割

  • 子どもが母親に向かって暴れたときは、子どもを止めるようにする
  • 母親を労う
  • 父親に向かってきたときは、本気でぶつかる
  • 暴れ方がひどいときは、家族を連れて避難する