不正受給の事件報道に関する件について

保護者各位

一連の不正受給事件報道に関する件について

平素は何かと当キャンパスへご理解ご協力をいただきありがとうございます。

 さて、12月8日の報道から10日あまり経過し、事件・事態の全容と今後の方向について、本校(三重県伊賀市)より報告及び通知がありました。
事件の全容は報道でなされている通り、四谷キャンパス(東京都千代田区)等を含む関東地域の数キャンパスを経営・運営していた坂巻憲一氏と運営母体である㈱ウィッツの元監査役馬場雅彦氏の2名が結託して起こした就学支援金不正受給問題ですが、在籍生徒や保護者のみなさん、関係する方々に多大なご心配とご不安をおかけしたことは、当キャンパスといたしましても深くお詫び申し上げます。

 関東地域の該当キャンパスは、もちろん本校が掲げる『意育』という教育理念に基づき指導はされているものと理解しておりましたが、生徒募集などにおいては他のキャンパスとは著しく方針や方法に相違がありました。本来であれば本校や運営本部が日常的に管理監督し、状況を把握して是正勧告をするべきであったはずですが、残念ながらその管理及び指導機能が十分に働いておらず、今回の不正受給事件が発生したものと考えております。

 これを受けて、今回の事案に関わった関東の四谷キャンパス含む数キャンパスはすでに認可を取り消しも視野に入れて本校が対応しております。また在籍した生徒は本人の意向を確認した上で、近隣のキャンパスへの移籍などを進めていり、生徒の学習環境を正常な状態にもどすべき対策を講じております。

 今回、不正受給問題を起こした四谷キャンパス以外の全国40キャンパスに対して、一部報道機関が、全て四谷と同一の運営内容であるかのように報道されたことに関して遺憾でなりません。

 また、一部の報道の中には通信制高校の存在そのものを否定したり、あたかも指導上において法令違反が存在するかのような事実とは全く異なるものも多数あり、それらが生徒や保護者のみなさん、さらには既に卒業した生徒のみなさんにも、さらなるご心配ご不安をおかけすることになっていることを、誠に申し訳ないと思っております。
 
 新大阪LETS(以下、「当キャンパス」という)では、「意育」という教育理念に基づき、生徒は自立に立ち向かい、私たちは自立を促す存在と捉え、意味ある学校生活を過ごしてほしいと日々取り組んできました。生徒は、卒業と卒業後の道を見据え、自分の意思を持って真面目にコツコツと学んでおります。そんな生徒たちにこの事件による不利益が少しでも及ばないように、生徒たちの居場所・学びの場として、スタッフ一同当キャンパスを守り運営していく所存です。何卒ご理解ご協力賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 今回の件を受けて、本校及び伊賀市教育員会、㈱ウィッツは、「意育教育特区」の原点回帰を決意し、3年前に一度は目指した「学校法人化」に向けて、再び新たなスターを切るべき方針で臨んでいくことを確認しております。

なお、今回の事案の解明がさらに進むにつれ、本校からも新たな報告や今後に関する具体的な内容の通知が届くものと思います。つきましては、一・二年生は来月の三者面談時に合わせて保護者・生徒のみなさんに対して説明させていただく予定でおります。また三年生につきましては、個別に連絡を頂き、説明をさせて頂きたいと思います。

 このたびの不祥事を深くお詫びするとともに、本校と運営会社からの報告に基づき、当キャンパスとしての報告をさせていただきました。
 なお、ご不明な点につきましては、忌憚なく代表または教室長までご連絡いただければ幸いです。

以上